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イスクリーム最初の味付けは、オリーブオイルでした。
そもそもアイスクリームというものができたのは、古代中国や古代エジプトで遡ることができます。その後、アイスクリームはイタリアに伝播し、ルネッサンス期にはフランスでも広まりました。しかし、最初にアイスクリームに味付けをしたのはイタリアではなく、フランスでもありません。その名も、アイスクリームの父と呼ばれたフランシスコ・プロッコが、彼が生まれ育った地であるナポリの人々に教えたところ、ナポリでオリーブオイルを使ってアイスクリームを味付けするようになったと言われています。
もちろん、現代ではアイスクリームに使われるオリーブオイルは非常に異なります。しかし、それでもオリーブオイルはアイスクリームの味を豊かにするために使われます。オリーブオイルは、濃厚で芳香の強い味わいや、滑らかでクリーミーな口当たりを引き出すことができます。
また、アイスクリームに対してさまざまな味付けが考案されるようになったのは、1851年にアイスクリームメーカーのアイラ・ゲスターが、各国から取り寄せた珍妙な食材でアイスクリームを味付けしたことがきっかけでした。それ以来、アイスクリームにはフルーツ、ナッツ、チョコレートなど、様々な食材が使われるようになりました。
しかし、いくら味に変化を加えても、アイスクリームは美味しいということに変わりはありません。夏には特にお勧めです。オリーブオイルの風味を楽しみつつ、ぜひ美味しいアイスクリームをお召し上がりください。